漫画版プラネテスの紹介

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またまた今更ですが、言わずとしれた名作「プラネテス」の紹介をしたいと思います。

名前からも想像がつくように、近未来の宇宙を舞台にしたデブリ(宇宙のゴミ)を回収するデブリ屋の話です。

ワンピースやNARUTOのような、明確なゴールが設定されているのではありません。ストーリーに登場する人物達の人間模様に重点が置かれています。

「そんな漫画おもしろいのか?」と思う人がいるかもしれません。そんな人はまずプラネテス一話を試し読みか何かで読みましょう。その抜群のストーリーテリング力に驚かされることでしょう。

プラネテス」の魅力はストーリーもさることながら、そのセリフにあるのではないかと思います。付け焼刃ではない、熟考されたであろうセリフは、一つ一つ突き刺さるものがあります。

プラネテス」はアニメ化もされていて、アニメのほうを知っているという人の話をよく耳にします。正直にいってしまえばアニメと漫画は別物です。話の内容もごそっと変えられてしまっていて、キャラクターの描かれ方も異なります。

私が思う一番の違いは、ヒロイン(?)タナベ愛の描かれかたです。漫画版では愛という人物は、底なしの愛を持つ人といいますか、生きとし生けるものすべてを愛する存在、悪く言えばちょっと変人という役が付与されています。しかし、アニメ版では「主人公のハチマキに恋愛感情を抱く正義感の強いただの女性」といった感じになってしまっています。

私はアニメ版を全話みてそれなりに楽しめたのですが、どうもこの一点において納得がいきませんでした。タナベ愛という人物の深みがなかったというのが正直な感想です。

要すれば、アニメ版を観て原作の漫画を読んでない方には、漫画もおすすめしたいのです。(笑)

今日はこの辺で失礼いたします。